「アノウェブ」は、Web業界15年の”アノ”が、小さな事業のWebのモヤモヤを日常の言葉にほどいていくブログです。制作会社ではないので、売り込みはありません。
前回はレスポンシブについてお伝えしました。
今回は独自ドメインをお持ちで実際に運用されている方に関わってくる、「DNS」という言葉についてお伝えします。
DNSは、住所と土地を結びつける「案内係」
その前の記事では、ドメインを「ホームページの住所」、サーバーを「ホームページの土地」とお伝えしました。
この二つを結びつけているのが、DNS(ディーエヌエス、Domain Name System)という仕組みです。
住所を頼りに訪ねてきた人に「その住所の建物はこちらです」、と実際の土地まで案内する案内係のような役割を果たしています。
技術的には、ドメインを、サーバーの所在地を示す数字の羅列(IPアドレス)に変換する仕組みです。
ドメインとサーバーの契約先が別々の会社であってもこの案内係がきちんと働いていれば、ホームページは問題なく表示されます。
どのような場面でかかわってくるか
DNSは普段の運用ではあまり意識しなくて大丈夫です。
ただ、次のような場面では必ずと言っていいほど確認、設定変更が必要になってきます。
- サーバーを引っ越す(移転する)とき:新しい土地の場所を案内係に伝え直す必要があります
- 独自ドメインメールを設定するとき:以前お伝えした独自ドメインメールも、この案内係の設定を通じて届くようになっています
- ドメインを外部の予約システムやツールと連携させるとき:案内係の行き先リストに、新しい行き先を追加する作業が必要になります
「DNS設定」という言葉が出てきたら、この案内係の行き先リストを書き換える作業をしている、とイメージすると分かりやすいと思います。
注意しておきたい点
一つは、変更してもすぐには反映されないことがある点です。
案内係の行き先リストが、あちこちに情報を伝え終えるまでに、数十分から数十時間ほどかかることがあります。
すぐに反映されなくてもそれは正常なことがほとんどですので、時間をおいてまた確認してみてください。
もう一つは、設定を間違えてしまうとホームページやメールが丸ごと表示されなくなったり、届かなくなったりすることがある点です。
案内係の行き先リストを書き換える作業のため、影響範囲が大きくなりがちです。
このような大きな変更をする前には、今の設定を控えておき、詳しい人に一度確認してもらうと安心です。
ここまで、住所(ドメイン)・土地(サーバー)・案内係(DNS)についてお伝えしてきました。
ご自分のホームページのDNS設定を、どこで、誰が管理しているか、ぜひこの機会に一度確かめてみてください。
