「アノウェブ」は、Web業界15年の”アノ”が、小さな事業のWebのモヤモヤを日常の言葉にほどいていくブログです。制作会社ではないので、売り込みはありません。
ここまで10回、ホームページに関連する言葉を一つずつ翻訳(説明)してきました。
今回からは、実際にホームページを育てていくときの話に進みます。
最初のテーマは「保守・運用」です。
毎月なんとなく払っている保守費・運用費が、実際に何に使われているのか、説明はできますか?
「保守・運用」の範囲は、契約によって大きく違う
「保守・運用」という言葉には、決まった定義がありません。
何をどこまで対応するかの切り分けは、制作会社や契約プランによって本当に千差万別です。
同じ「保守・運用契約」という名前でも、ある会社では最低限のサーバー管理だけを指し、別の会社では細かな更新作業まで含む、ということが普通にあります。
名前だけでは中身が分からない言葉、と考えておくとよいと思います。
一般的に含まれることが多い作業
契約によって差はありますが、よく含まれる作業には、次のようなものがあります。
- ニュースやブログといった、コンテンツの定期的な更新
- 定期更新の対象外の部分について、その都度の変更対応
- 新しい機能の追加(契約によって、対象に含まれることも含まれないこともあります)
- サーバーの動作状況の監視や、外部からの攻撃への対策
- 万が一に備えた、データのバックアップの定期取得
「保守・運用」とひとくくりに言っても、実際にはこれだけ幅のある作業が含まれることがある、ということです。
費用の決め方も、契約によってさまざま
費用の決め方にも、いくつかの形があります。
毎月決まった金額を払う月額制、対応した作業項目ごとに費用が決まる形、実際にかかった作業時間に応じて費用が決まる形などです。
どれが良い・悪いというものではなく、事業の規模や、更新の頻度によって向き不向きが変わります。
現在の更新の内容や、今後やっていきたいことに合っているかどうかで見るとよいと思います。
契約前に、内容に納得しておくことが大事
大切なのは、どんな作業や条件が保守・運用費に含まれているのかを、契約前に自分でも理解し、納得した上で契約することです。
含まれる範囲があいまいなまま契約すると、後になって「これは対象外です」と言われ、思わぬ追加費用が発生することがあります。
また、必ずしも金額が安いことが最善であるとは限りません。
対応範囲が狭いプランだとちょっとした変更のたびに追加料金となり、コミュニケーションにかかる労力も含めて高くつくことがあります。
金額だけでなく、対応してもらえる範囲とやり取りのしやすさまで含めて見ておくと、スムーズな運用に入っていけます。
今契約している保守・運用の内容が、契約書や見積書のどこにどこまで書かれているか、一度確認してみてください。
